人生で一度は飲みたいおすすめメルロー10選!安い&美味しいワインをソムリエが厳選!

きむ本記事では、ソムリエが厳選した「絶対飲むべきおすすめメルロー10選」をご紹介します!
メルローの魅力
メルローは、 数ある赤ワイン用ブドウ品種の中でも非常に人気がある品種です。カベルネ・ソーヴィニヨンに次いで世界2位の栽培量を誇り、病害に強く収穫量が多いため、世界中のワイン生産者が好んでメルローのワインを造っています。
いわゆる「ボルドーブレンド」として、カベルネ・ソーヴィニヨンの補助品種のイメージがあるメルローですが、世界にはメルロー主体の素晴らしいワインが数多くあります。
メルローのワインの魅力は、ジューシーな果実味と滑らかな渋味、そしてまろやかな口当たりです。比較的若いうちから美味しく飲めるのも、魅力の一つだと言えるでしょう。
今回は、そんなメルロー主体のワインの中から、ソムリエがこれまでに飲んで「美味しい!!」と太鼓判を押した、おすすめワインをご紹介します。

【ソムリエ厳選】おすすめメルロー10選
おにくさんソムリエが厳選した、おすすめメルロー10選はこちらです!
- テュヌヴァン メルロー バイ・テュヌヴァン
- ヴィルジニー・ド・ヴァランドロー 2020
- シャトー・モン・ペラ ルージュ
- ブレッド&バター メルロー 2020
- ダックホーンヴィンヤーズ メルロー 2023
- シェーファー メルロー 2021
- マンズワイン ソラリス 千曲川メルロー 2021
- リッジ・ヴィンヤード メルロー ”エステート” サンタクルーズマウンテン 2014
- レ・マッキオーレ ボルゲリ ロッソ 2022
- カステッロ・ディ・アマ ラッパリータ 1998
①メルロー バイ・テュヌヴァン
フランス・ボルドー地方で上質なメルローのワインが生まれるサン・テミリオン地区。そのサン・テミリオンの最上級ワイン「シャトー・ヴァランドロー」を手がけるジャン・リュック・テュヌヴァンが造る、コストパフォーマンスに優れた1本が「メルロー バイ・テュヌヴァン」です。
こちらのメルローは、ボルドーワインのお手本のような味わいです。ブルーベリーやブラックベリーのジューシーな果実味と、引き締まった酸味&メルロー特有の滑らかな渋味がバランス良く感じられます。
シャトー・ヴァランドローは、有名なワイン専門家に高く評価されたことで、無名だったものが一躍トップワインになったシンデレラワインです。そのワインを造るテュヌヴァンのワインがこの価格で楽しめるのですから、飲まない手はありません。
おにくさんメルロー バイ・テュヌヴァンを家で飲むなら、甘めのタレの焼き鳥や、すき焼きと合わせて楽しみたいですね。
②ヴィルジニー・ド・ヴァランドロー 2020
上記で紹介したシャトー・ヴァランドローのセカンドワインが、ヴィルジニー・ド・ヴァランドローです。
メルロー・バイ・テュヌヴァンを飲んだ方は、次はぜひこのヴィルジニー・ド・ヴァランドローを飲んでみることをおすすめします。もしくは同時に飲み比べてみても面白いですよ。
コクがあってクリーミーな口当たり。ブラックベリーの濃厚な果実味と樽由来のヴァニラの香りが感じられます。抜栓した直後はメルロー特有の土っぽい香りが強いですが、時間の経過とともに華やかな香りが開いてきます。
エレガントながらパワフルな味わいのワインなので、香ばしく焼いた牛肉のステーキにキノコを添えた料理などで楽しんでみてはいかがでしょうか。
きむセカンドワインとは、そのワイナリーのファーストワイン(1番良い品質のワイン)の選定基準に満たなかったブドウやワインで造る2番目のワインのことです。お手頃な価格でそのワイナリーの個性を十分味わえるうえに、若いうちから楽しめるメリットがありますよ。
③シャトー・モン・ペラ ルージュ
シャトー・モン・ペラは、高級ボルドーのような満足感を手頃な価格で楽しめるワインとして、世界中で人気を集める赤ワインです。
香りは、カシス、ブラックベリー、プラム、スミレ、チョコレート、クローブやリコリスなどが、バランスよく感じられます。口当たりは非常になめらかで、メルロー主体らしい丸みのある果実味が特徴です。ボルドーらしい骨格はありながら渋みは比較的穏やかで、初心者でも飲みやすいスタイルです。
肉料理全般と相性が良く、ローストビーフ、ハンバーグ、ビーフシチュー、赤ワイン煮込みなどと合わせると良いでしょう。
きむ日本では、ワイン漫画『神の雫』で紹介されたことをきっかけに、一躍有名になりましたね。コスパ抜群なので、私も自宅に必ずストックしています。
④ブレッド&バター メルロー 2020
2013年設立という新しいワイナリーにもかかわらず、有名ワイナリーの仲間入りを果たしているブレッド&バター。きっかけは、「シャルドネ 2012年」がオバマ大統領主催のTPP(環太平洋パートナーシップ)のランチミーティングで提供されたことでした。その品質の高さゆえに、一躍有名になったのです。
ブレッド&バターは、英語で「生活必需品」「人生に欠かせないもの」といった意味があり、そのような存在にワインを作りたいという思いを込めてつけられたワイナリー名だと言われています。この価格と素晴らしい味を考えれば、その信念も納得です。
熟したブラム、ブラックベリー、シナモンなどの甘いスパイス、ダークチョコレート、樽由来のヴァニラの香りが感じられます。口に含むと、滑らかでスムース、まろやかで芳醇なコクが広がります。牛肉とキノコをふんだんに用意して、焼肉やBBQをしながら飲むのにぴったりです。
きむ飲んで、絶対に後悔はしない一本です。ソムリエからしても、ケース買いして自宅に常備しておきたいくらいコスパ抜群のワインですね。
⑤ダックホーンヴィンヤーズ メルロー 2023
ダックホーンヴィンヤーズは、カリフォルニア・ナパヴァレーのメルローを世界へ広めた先駆者的存在のワイナリーです。2009年に、アメリカのオバマ元大統領の就任式でも供出されたことからも、その品質の高さは折り紙付き。
ダックホーンヴィンヤーズのメルローは、メルローの栽培に適した土壌とは異なる土壌で栽培されています。一般的に、メルローは粘土質の土壌が適しているとされていますが、ダックホーンヴィンヤーズはあえて岩の多い土壌でメルローを栽培し、個性が際立つワインを作っているのです。
こちらのメルローは、プラムやブラックベリーの濃厚な香りに、控えめなヴァニラ、ダークチョコレートの香りが感じられます。ベルベットのように滑らかなタンニンと酸味のバランスが素晴らしいです。胡椒をきかせた牛肉のペッパーステーキや、牛肉の赤ワイン煮込みと非常に相性が良いので、ぜひ試してみてください。
おにくさんカリフォルニアメルローの実力の高さを知るうえで必飲の1本です。
⑥シェーファー メルロー 2021
シェーファーは、カリフォルニア・ナパヴァレーを代表するワインメーカーです。
今や世界中のワイン愛好家が知るところとなったシェーファーですが、1972年にワイナリーを設立したジョン・シェーファーがワイン造りの素人だったということには驚きです。全く知識のない状態から、ジョン・シェーファーはワイン造りの本を片っ端から読み漁り、理想のワイン造りを目指したと言われています。
シェーファーのワインは、バランスを重視する伝統的なボルドースタイルというよりは、濃厚な果実味を前面に押し出してくるモダンなスタイルです。カシスやブラックベリーの凝縮された果実味に、胡椒・クローブ・ヴァニラ・シナモンなどのスパイスの香りが感じられます。
きむシェーファーのメルローは濃厚かつパワフルな味わいで、口に含むとむせかえるほど濃厚な果実味が押し寄せてきますが、メルロー特有の丸みを帯びた滑らかなタンニンが非常に心地よいので、飲み疲れはしません。カロフォルニアメルローの最高峰とも言える1本です。
⑦マンズワイン ソラリス 千曲川メルロー 2021
マンズワインは、長野県の小緒(こお)と山梨県の勝沼でワイン造りを行なうワインメーカー。そんなマンズワインが、「日本の土地で世界の銘醸ワインと肩を並べるワインを造る」をコンセプトに展開しているのが、こちらのソラリスシリーズです。
マンズワインは、長野県千曲川ワインバレー東地区において、いち早くメルローなどの欧州系ブドウの栽培を開始しました。そのため、マンズワインの自社畑のブドウ樹齢は、30年以上のものあります。ブドウは手作業で丁寧に収穫され、さらに質の良い実だけを選別し、ステンレスタンクで発酵。樽で約20ヵ月間の熟成後にリリースされます。
ソラリス千曲川メルローは、しっかりとしたタンニンと柔らかく滑らかな酸味が特徴的です。ブラックベリーやブルーベリーのフレッシュな果実味に、スミレの少し清涼感のある香り。樽由来のトースト香、甘草などスパイスの香りが心地よく香ります。
日本ワインのレベルの高さを、改めて思い知らされるワインです。日本のワインなので、焼き鳥(タレ)やすき焼き、豚の角煮などと合わせれば幸せな気分になれます。
きむ千曲川メルローは今飲んでも十分美味しいですが、熟成ポテンシャルを感じさせます。今購入しておいて、5〜6年寝かせてから楽しんでみたいですね。
⑧リッジ・ヴィンヤード メルロー ”エステート” サンタクルーズマウンテン 2014
カリフォルニアを代表する名門ワイナリーの一つであるリッジ・ヴィンヤードが、自社畑「モンテ・ベロ・ヴィンヤード」のブドウのみで造る、希少な100%メルローです。
こちらのメルローは、カシス・ブラックベリー・ブラックチェリーなどの香りに、なめし革・トースト香・葉巻の香りも感じられます。また、カリフォルニアのメルローによく見られ「チャパラル(カリフォルニア特有の低木やハーブ)」の香りも強く出ています。
このワインは果実味だけでなく酸とタンニンのバランスが良いため、脂のある肉料理とよく合います。牛フィレやサーロインのステーキ、ラムチョップのハーブ焼き、ポルチーニ茸のリゾット、熟成したコンテやチェダーチーズなどと相性が良いでしょう。
おにくさん長期熟成するリッジのワインですが、この2014年のメルローは飲み頃をに入っています。さらに数年の熟成も期待できますが、今開けても十分に楽しめるでしょう。
⑨レ・マッキオーレ ボルゲリ ロッソ 2022
伝統的な土着品種を使用したワイン造りを重視するイタリアにおいて、メルローやカベルネ・ソーヴィニヨンなどの国際品種から秀逸なワインを造る地域があります。それが、トスカーナ州のボルゲリ地区。
レ・マッキオーレは、そのボルゲリ地区でボルドースタイルのワインを手がけるワイナリーです。
こちらのボルゲリ・ロッソは、メルロー50%にカベルネ・フランとカベルネ・ソーヴィニヨンを20%ずつ、シラーを10%ブレンドして造られています。カシスリキュールのような甘い風味とフレッシュな酸味、杉の木やオークの香りが心地よく香り、キメが細かい滑らかなタンニンが感じられます。
ラグーソースの平打ちパスタや、トスカーナの名物料理「ビステッカ(Tボーンステーキ)」と合わせて飲みたいワインです。ビステッカは自宅で作るのが難しいので、自宅で飲む場合はサーロインやフィレのステーキに合わせると良いでしょう。
きむレ・マッキオーレのフラッグシップワインは、メルロー100%の「メッソリオ」ですが、メッソリオは日常的に飲むには少々高すぎます。レ・マッキオーレの美味しさをリーズナブルに楽しめるボルゲリ・ロッソをおすすめです!
⑩カステッロ・ディ・アマ ラッパリータ 1998
きむ最後の1本は、超高級メルローをご紹介します。
カステッロ・ディ・アマは、イタリアワイン「キャンティ・クラッシコ」の超名門ワイナリーで、イタリア屈指のワイン生産者とされています。
そんなカステッロ・ディ・アマが手がけるメルロー100%のワインが、こちらの「ラッパリータ」。ラッパリータは、1985年の初リリース時に世界最高峰の赤ワインと言われる「シャトー・ペトリュス」よりも高い評価を受けた、伝説的なワインです。
ブラックベリーやカシスリキュール、甘草などの甘いスパイス、葉巻、ダークチョコレート、熟成によるトリュフやなめし革、腐葉土など、非常に官能的で複雑な香りが立ちのぼります。渋味は驚くほど滑らかで、25年以上の熟成にもかかわらず生き生きとした果実味と酸味がまだまだ感じられます。
澱が出ているので、飲む1週間前には瓶を立てておき、飲む際は際はデキャンタージュするか、澱がグラス内に入らないよう静かに注いで飲むようにするのが美味しく飲むポイントです。
おにくさんメルロー100%のワインとしては、間違いなく世界トップクラスのワインです。そもそも入手困難なワインなのですが、25年以上の熟成ものはさらにレアです。メルローファンの方はぜひ一度飲んでみてください。飲んで後悔はない1本です。
まとめ
世界には、たくさんの美味しいメルローのワインがあります。その全ては紹介しきれませんので、今回は特におすすめの10本を厳選しました。
メルローのワインは、果実味たっぷりでタンニンも滑らかなので、ワインをあまり飲み慣れていない方でも美味しく飲んでいただけます。お肉を使った和食とも合わせやすいので、家飲みにも最適な赤ワインです。
ぜひ今回ご紹介したワインを飲んで、メルローの魅力に感じてみてください。