【餃子の王将】全メニューとシェリーのマリアージュ研究!中華料理とワイン究極の組み合わせ?

今回のマリアージュ研究は、みんな大好き「餃子の王将」のメニューとシェリーの相性を実際に試してみました。中華料理とシェリーの相性の良さは以前にも解説しましたが、王将のメニューとの相性は、果たしていかに!?

今回のシェリー
今回のマリアージュ研究では、3種類のシェリーを用意しました。
| フィノ | フロールという酵母の膜の下で熟成する、辛口で軽快なシェリー。 パンやビスケットを思わせるイースト香と、キレのある爽やかな味わいが特徴。 |
| オロロソ | フロールを付けずに酸化熟成させる、コクのある辛口シェリー。 ナッツや木、スパイスを思わせる濃厚な香りと力強い味わいが特徴。 |
| アモンティリャード | 最初はフロールの下で熟成し、その後に酸化熟成させるシェリー。 フィノの繊細さとオロロソのコクを併せ持つ、複雑な味わいが魅力。 |
銘柄は以下のものです。「餃子の王将」の料理とシェリーの相性に興味がある方は、ぜひ本記事を参考に実際に試してみてください。
シェリー×餃子
「餃子の王将」といえば、まずは餃子でしょう。餃子の王将で餃子を食べないのは、ディズニーランドでミッキーに会わずに帰るようなものです。ディズニーランド未体験の私ですが、餃子の王将では餃子を必ず食べますよ。

王将の餃子は、しっかりとニンニクが効いたジューシーな味わいで、焼き目の香ばしさも最高です。紹興酒の風味に似たタイプのシェリー「オロロソ」がよく合うのではと予想しました。
結果は、アモンティリャードがベストでした。酢醤油をまとった餃子の香ばしい風味と、完璧なマリアージュです。オロロソも餃子の香ばしさと相性が良かったのですが、強いシェリーの味わいが餃子の風味をややかき消してしまったかなという印象です。
フィノもなかなかイケましたが、餃子そのものというより、酢醤油の風味とよく合う感じでした。
アモンティリャードは、フィノとオロロソ両方の風味をもつシェリーです。香ばしさと共鳴するオロロソと、酢醤油の風味と重なり合うフィノ、その両方の特徴をもつからこそのベストマリアージュとなったのではないでしょうか。
| シェリーの種類 | 餃子とのマリアージュ |
|---|---|
| フィノ | ★★★★☆ |
| アモンティリャード | ★★★★★➕ |
| オロロソ | ★★★★★ |

シェリー×春巻
餃子の王将に行くと、ついつい餃子に意識を持っていかれがちですが、実は春巻も名品です。サックサクの衣に包まれた熱々ジューシーな餡。酢醤油とからしをつけてかぶりつけば、酒が進むこと間違いなしですね。口の中のやけどには注意です。

マリアージュ予想ですが、おそらくアモンティリャードが最も良く合うのではないでしょうか。理由は、アモンティリャードが揚げ物との相性の良いシェリーだからです。また、酢醤油の風味との相乗効果を考慮した場合に、先ほどの餃子と同様、アモンティリャードとの相性がベストなのではないかと思います。
結果は予想通り、アモンティリャードがベストマリアージュでした。春巻がもつサクサクの「クリスピー感」と最高の相性を見せてくれました。
オロロソも美味しい組み合わせではありましたが、少しアルコール感が強く出すぎて、春巻の味わいにシェリーが勝ってしまった感じです。マリアージュは、料理とワインが渾然一体に溶け合って、別次元の美味しさを生み出すものです。その意味では、オロロソはあと一歩というところでしょうか。
フィノも予想以上に良い相性を見せてくれましたが、オロロソやアモンティリャードほどの相性ではありませんでした。今回、春巻にからしをつけて食べていたのですが、フィノが「からし」の風味に合うというのが新しい発見でしたね。中華の前菜など、からしをつけて食べる料理にはフィノを積極的に合わせてみたいです。
| シェリーの種類 | 春巻とのマリアージュ |
|---|---|
| フィノ | ★★★★☆ |
| アモンティリャード | ★★★★★➕ |
| オロロソ | ★★★★★ |

シェリー×麻婆豆腐
続いては、麻婆豆腐です。餃子の王将の麻婆豆腐は、豆板醤の風味がピリリときいた親しみやすい味わいです。花椒(ホアジャオ)の痺れがきいた四川風麻婆豆腐であれば、やや甘いシェリーがよく合うのですが、こちらの麻婆豆腐であれば辛口のシェリーがよく合うと思います。

麻婆豆腐のように濃くてスパイシーな味わいの料理にワインを合わせる場合、ワインもそれなりにコクがあって味が強いものでなければなりません。その理論でいけば、あっさりした味わいのフィノやアモンティリャードではなく、オロロソが一番合うのではないでしょうか。
結果は予想どおり、オロロソがベストマリアージュでした。オロロソの風味があるアモンティリャードも比較的よく合いましたが、オロロソほどのコクがないため星4つです。フィノは麻婆豆腐のスパイシーかつ濃厚な味わいに勝てず、残念ながら水っぽく感じられてしまいました。
麻婆豆腐とオロロソの組み合わせは、料理とワインの両方が美味しくなる「相乗効果」があります。まさにマリアージュのお手本のような組み合わせです。これはぜひ、皆様にも試していただきたいですね。
| シェリーの種類 | 麻婆豆腐とのマリアージュ |
|---|---|
| フィノ | ★★☆☆☆ |
| アモンティリャード | ★★★★☆ |
| オロロソ | ★★★★★ |

シェリー×海老のチリソース
「餃子の王将」の海老のチリソースは、日本人向けの味にしているのでしょうか、ケチャップの甘味を感じる親しみやすい味わいです。とはいえ、しっかりと辛さもあるので、お酒を合わせたい一品ですね。

海老という食材のみを考えれば、白ワインに近い味わいのフィノがよく合うでしょう。ところが、そう単純に考えられないのが中華料理です。特に「辛さや痺れ(=麻辣)」「スパイシー」といった味の要素がある料理には、マリアージュの定石に当てはまらないのです。
そこで、「海老=フィノ」の公式は捨てることにします。私の予想ではオロロソが合うと思うのですが、一つだけ懸念点があります。それが「ケチャップの甘味」です。
オロロソというシェリーは辛口ながらも、豊富なアルコール分による甘味が感じられるシェリーで、なおかつ質感はややトロリとしています。この甘味と粘性のあるオロロソの質感がケチャップの甘味と合わさって、ネットリしつこい後味になってしまうのでは?という懸念です。
さて、マリアージュ結果の方は、私の心配をよそにオロロソがベストマリアージュでした。オロロソのコクがチリソースの辛味を上手に包み込んで、海老の風味を引き立てています。後味がしつこいこともありませんでした。オロロソは酸も豊富なので、料理の油分やケチャップの甘味をキレイに流してくれたのでしょう。
フィノを海老のチリソースに合わせると、なぜか後味にアルコールの風味が強く感じられました。合わないことはありませんでしたが、マリアージュと呼ぶには程遠い結果となりました。
アモンティリャードは、キレの良い酸味がチリソースの油を切ってくれて、「もう一口食べたい」と思わせてくれるような、なかなか良い組み合わせでした。
| シェリーの種類 | 海老チリとのマリアージュ |
|---|---|
| フィノ | ★★★☆☆ |
| アモンティリャード | ★★★★☆ |
| オロロソ | ★★★★★ |

シェリー× 鶏の唐揚
準備中
シェリー×酢豚
準備中
シェリー×回鍋肉
準備中
シェリー×ホルモンの味噌炒め
準備中
シェリー×カニ玉
準備中
シェリー×肉と玉子のいりつけ
準備中
シェリー×野菜炒め
準備中
まとめ
| 料理名 | 最も合うシェリー | 理由 |
|---|---|---|
| 餃子 | アモンティリャード | 餃子の焼き目の香ばしさと酢醤油の爽やかさに共鳴する |
| 春巻 | アモンティリャード | 揚げもの特有のサクサクなクリスピー感によく合う |
| 麻婆豆腐 | オロロソ | 麻婆豆腐の濃厚でスパイシーな味わいを、オロロソのコクが受け止める。これぞまさにマリアージュ! |
| 海老のチリソース | オロロソ | チリソースの辛味をオロロソのコクが包み込み、エビの風味を引き立てる。 |
| 鶏の唐揚げ | ?? | |
| 酢豚 | ?? | |
| 回鍋肉 | ?? | |
| ホルモンの味噌炒め | ?? | |
| カニ玉 | ?? | |
| 肉とたまごのいりつけ | ?? | |
| 野菜炒め | ?? |
最後に、今回の研究に使用したシェリーをまとめておきます。