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ワインエキスパート試験の費用を解説!独学とワインスクールはどちらがお得?

ぴのこ

今年はワインエキスパート資格試験に挑戦してみたいのですが、費用ってどれくらいかかるんですか?

きむ

ワインエキスパート試験にかかる費用は、独学で勉強するかワインスクールに通うかで大きく変わってくるよ。

しょうさん

今回はワインエキスパート試験にかかる費用を解説します。この記事を読めば、ワインカクテル 資格の取得までにかかる費用の目安や、独学・ワインスクールのどちらが費用対効果が高いかなどが分かりますよ!

目次

ワインエキスパート試験にかかる費用

ワインエキスパート試験にかかる費用は、主に以下の3つです。

  • 受験料
  • 認定料
  • 試験対策費用

受験料

ワインエキスパートの受験料は、「一般」か「日本ソムリエ協会の会員」かで異なります。また、ワインエキスパート試験は一次試験を2回受験でき、「1回受験」か「2回受験」かでも受験料が異なるため、事前に確認しておきましょう。(以下、日本ソムリエ協会公式HPより引用しています)

一般日本ソムリエ協会会員
1回受験32,900円23,700円
2回受験37,800円28,600円
2次試験から受験(1次試験免除)14,210円7,300円
※表記価格は税込です

ちなみに、1次試験を「2回受験」で申し込んで1回で合格したとしても、受験料の差額は返還されません。

ぴのこ

1次試験免除なんてあるの?

きむ

2020年〜2024年にワインエキスパート試験を受けて1次試験に合格していた人(2次試験は不合格)は、翌5年間のうち3回まで1次試験が免除されるよ。

認定料

ワインエキスパート試験に合格したら、認定料(税込20,950円)を払う必要があります。認定料を納めて初めてワインエキスパート資格を保有していると認められますので、忘れずに払うようにしましょう。

試験対策費用

ワインエキスパートの「試験対策費用」とは、ソムリエ教本や問題集・過去問などの教材購入費用、2次試験(テイスティング)対策のためのワイン購入費用や試飲代などです。

試験対策費用は、ワインエキスパート試験に独学で挑むか、スクールに通って合格を目指すかで異なります。両パターンの費用を比較すると、だいたいの目安は以下です。

独学スクール
教材費用
(スクールは1次試験対策受講料)
10,000円60,000円〜90,000円
ワイン購入費用・試飲代
(スクールは2次試験対策受講料)
60,000円〜120,000円
※平均3,000円のワインを20〜40本ほど
100,000円
合計70,000円〜130,000円200,000円前後

トータル費用の目安(受験料+認定料+試験対策費用)

各費用の合計を、受験パターン別にまとめます。まずは、ソムリエ協会会員にならずに一般受験する場合です。

受験パターン(一般)受験料認定料試験対策費用合計
1回受験・独学32,900円20,950円130,000円183,850円
2回受験・独学37,800円20,950円130,000円18,8750円
1回受験・スクール32,900円20,950円200,000円253,850円
2回受験・スクール37,800円20,950円200,000円258,750円
2次試験のみ・独学14,210円20,950円120,000円155,160円
2次試験のみ・スクール14,210円20,950円100,000円135,160円
価格は税込・あくまで目安です。試験対策費用によって合計額は変動します。

続いて、ソムリエ協会会員となって受験する場合です。

受験パターン
(ソムリエ協会会員)
受験料認定料試験対策費用合計
1回受験・独学23,700円20,950円130,000円174,650円
2回受験・独学28,600円20,950円130,000円179,550円
1回受験・スクール23,700円20,950円200,000円244,650円
2回受験・スクール28,600円20,950円200,000円249,550円
2次試験のみ・独学7,300円20,950円120,000円148,250円
2次試験のみ・スクール7,300円20,950円100,000円128,250円
価格は税込・あくまで目安です。試験対策費用によって合計額は変動します。
ぴのこ

ワインエキスパート資格を取得するためには、だいたい15万円〜25万円の費用は覚悟しておかないといけないんだね…。受験料が安くなるから、ソムリエ協会会員になって受験したほうがお得ね。

きむ

試験と同時に日本ソムリエ協会員になることで、入会費が安くなるうえに、会員価格で受験できるようになるよ。試験前の何月に入会するかによって「入会金+受験料」の総額が変わるので、詳しくはこちらの日本ソムリエ協会HPで確認しておこう。

独学とワインスクール はどちらがお得?

ワインエキスパート試験の費用は、独学 or スクールで7〜8万円ほどの差があります。どちらで合格を目指す方が良いのでしょうか。

【結論】ワインスクールの方がお得でおすすめ

結論としては、ワインスクールの方が費用対効果が高いため、スクールで勉強することをおすすめします。理由は以下です。

  • ワインスクールの方がワインを体系的・効率的に学べる(=勉強時間が短くて済む)
  • プロの講師から教えてもらえる
  • テイスティングスキル(=2次試験対策)は独学で身につけるのが難しい

ワインスクールで学ぶ方が、圧倒的に効率が良いです。ワインの知識が何もない状態かつ独学でソムリエ教本から勉強しようとすれば、あまりに難しすぎて愕然とすることでしょう。覚えることが多いうえに、何をどのように覚えて良いか分からなくなるはずです。

私も独学でワインエキスパート資格を取得しましたが、結局ソムリエ教本を丸暗記して挑みました。しかし、あまりに効率が悪く、かなりの時間を要したと記憶しています。

ワインスクールでは、プロの講師の指導により体系的にワインを学べるため、内容がスッと頭に入ります。また、重要ポイントを絞って解説してもらえるため、必要以上に時間をかけなくて済むでしょう。

加えて独学の場合、2次試験に必要なテイスティングスキルを習得するのが非常に難しいです。ワインの表現方法や、ブドウ品種や生産国ごとのワインの味・香りの判断力などは、やはりプロの講師から教わらないとなかなか身につかないでしょう。

以上のことから、独学よりもワインスクールで試験対策する方がおすすめです。独学に比べて費用は高くなりますが、合格に必要な時間的・労的コストはワインスクールの方が圧倒的に低く、合格率は確実に高くなるでしょう。

きむ

なるべく費用を抑えて合格を目指したい人には、1次試験(筆記)は独学で勉強して、2次試験(テイスティング)の対策だけワインスクールの講座を受講するという手もあるよ!

主要ワインスクール3校の費用を比較

最後に、主要なワインスクールのワインエキスパート試験対策にかかる費用を比較します。(各数値は2025年5月現在のものです)

一次試験対策講座二次試験対策講座合計備考
アカデミー・デュ・ヴァン146,300円part 1:28,600円
part 2:35,200円
210,100円
ヴィノテラス55,000円49,800円104,800円※一次・二次両方「コンプリートコース」は98,000円
ホームワイン・アカデミー66,000円108,000円174,000円※一次・二次両方のコースは168,000円
 ※価格は税込

アカデミー・デュ・ヴァン

ワインスクール 「アカデミー・デュ・ヴァン」のイメージ画像
引用:アカデミー・デュ・ヴァン公式HP

アカデミー・デュ・ヴァンはパリ発祥のワインスクールで、日本でも38年の歴史を誇る老舗ワインスクールです。学校は東京・名古屋・大阪にあり、プロから愛好家まで年間約6,000人が受講しています。

【アカデミー・デュ・ヴァンの特長】

・150種類以上の豊富な講座
・業界トップクラスのプロ講師陣
・国内に4拠点(青山・銀座・名古屋・大阪)
・全ての校舎が駅から徒歩5分圏内
・オンライン講座もあり
・曜日の変更や別校舎での受講など充実の振替制度
・イベントやツアーも開催
・国内外のワイン生産者・研究者のセミナーを頻繁に開催

アカデミー・デュ・ヴァンのワインエキスパート試験対策講座の費用は以下です。(2025年現在)

講座名費用受講回数
J.S.Aソムリエ/ワインエキスパート受験対策講座146,300円全20回
J.S.Aソムリエ/ワインエキスパート 夏季テイスティング集中講座
パート1(基礎編)
28,600円全3回
J.S.Aソムリエ/ワインエキスパート 夏季テイスティング集中講座
パート2(応用編)
35,200円全3回
J.S.Aソムリエ/ワインエキスパート受験対策講座(オンライン)
※テイスティングあり
146,300円全20回
きむ

オンライン講座の場合は、毎回の講義の後にテイスティングがあるよ。小瓶でテイスティング用のワインが配送されてくるシステムみたいだね。

ヴィノテラス

ワインスクール 「ヴィノテラス」のイメージ画像
引用:ヴィノテラス公式HP

ヴィノテラスは、オンラインに特化したワインスクールです。試験対策講座を受講した人の91%が合格という、驚異の合格率を誇っています。

【ヴィノテラスの特長】

・オンラインなのでスマホ・パソコンでどこでも受講できる
・講座当日に受講できなくても、後日に録画動画を配信
・分かりやすいオリジナルテキストブック
・Web問題集アプリ「VINOLET」で試験対策が可能
・他のワインスクールに比べて費用が安い

ヴィノテラスのワインエキスパート試験対策講座の費用は以下です。(2025年現在)

講座名費用受講回数
①一次試験対策コース55,000円全22回
②テイスティングプラス講座(2次試験対策)
※毎回ワイン小瓶×6本のテイスティング講座
49,800円全6回
①+② コンプリートコース98,000円全28回
しょうさん

ワインエキスパート試験が初めての方は、テイスティングも同時に学べるコンプリートコースがおすすめですね。

ホームワイン・アカデミー

ワインスクール 「ホームワイン」のイメージ画像
引用:ホームワイン公式HP

ホームワイン・アカデミーも、オンラインに特化したワインスクールです。日本トップクラスのソムリエによる講義、そして業界初の「酸素にまったく触れさせずにワインを小瓶へ詰め替えする技術」により、開けたてのワインを自宅でテイスティングできます。

高額なワインを大量に購入してテイスティング対策しなくて済むのは、ホームワイン・アカデミーで学ぶ大きなメリットです。

きむ

他のワインスクールでも、オンライン講座では小瓶のワインが自宅に届くけど、一度ワインボトルを開けて瓶に移し替えたものだから、本来の開けたてワインの風味とは少し違うだろうね。

【ホームワイン・アカデミーの特長】

・全日本ソムリエコンクールファイナリストの佐々木氏による講座
・全ページフルカラーのオリジナルテキスト
・アプリで解説動画を見ながらの勉強なので、いつでもどこでも好きなときに学べる
・本番同様の問題が5,000問搭載されたオリジナルアプリも使用可
・特許申請中の小瓶で108種類のワインを自宅にお届け
・ワイン会やワイナリーツアーを毎月開催

ホームワイン・アカデミーのワインエキスパート試験対策講座の費用は以下です(2025年現在)。

講座名費用受講回数
①1次試験(筆記)対策講座66,000円
②2次試験(テイスティング)対策講座108,000円全22回
①+② 148,000円
※先着300名の特価

まとめ

ワインエキスパート試験にかかる費用(受験にかかる費用+試験対策費用)は、独学の場合で150,000円〜180,000円、ワインスクールに通う場合は200,000円〜250,000円ほどです。

独学に比べてワインスクールに通う方が費用は高くなりますが、勉強効率を考えるとワインスクールで学ぶ方が良いと言えます。

特に1次試験(筆記)は、合格率が30%となかなかの難関です。独学ではなく体系的に知識を学ぶ方が、合格率は高くなるでしょう。また、2次試験(テイスティング)に必要なスキルを独学で身につけるのは至難の技です。プロのソムリエからワインテイスティングのコツを教えてもらえるワインスクールで学ぶほうが、断然おすすめです。

費用を抑えたい方は、1次試験対策は独学で頑張り、2次試験対策だけワインスクールで勉強するのも良いでしょう

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この記事を書いた人

・飲食店の勤務経験12年(うち、ソムリエ9年)
・日本ソムリエ協会認定 ソムリエ
・C.R.D.O認定 公式ベネンシアドール
・2009年 JALUX WINE AWARD ファイナリスト

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